天使のしずく


「ね−ゆりぃぃ
相談していい−?」

「え−
やだぁ」

「……なんですって?」

私は隣で車を
運転している
ゆりをにらむ

「ききます!!
ぜひ話して
くださいませ!!」

「なのね………
ずっーと仲良し
だった友達が
いたんだけど

私に何の連絡も
なく学校に
こなくなったの

普通に風邪とか
だったら連絡
くれると思うん
だけど……」

「ん−
そうだね−

なんか事情が
あるんぢゃん?」

「でもさぁ
しても
返信かえって
こないし−

家にもいないし−

どうしたんだろ…


てかさ!!

なんかいつも
私ばっか
話してない?!」

「あんたが
聞いてって
いうから
聞いてあげたんでしょ」


「そっか」

私達は
顔を
見合わせて
笑う

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