天使のしずく


「どうする?

どこ行く??」

「んー
優ん家!」

「え−
ゆりいるよ?」

「いいぢゃん♪」


優はそんな
私を

愛しそうに

ながめていた


でもね
彼の中には

私の存在ぢゃ

消せない

大きな存在が

いたの


ゆりは
優を
救えるのは

あいりだけだと
言っていたけれど


あの頃の
私には


受けとめ
きれなかったの
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