天使のしずく

「ねえ

優を好きな事なんで

教えてくれなかったの」

「怖かったから

私ずっーと
うらやましかった

可愛いくて素直で
天使みたいな
あいりが

あぁもう負けたな
って思ったの

だから

認めるのが

怖かったの

弱いい人間でしょ




ねぇ
なんで

知ってる事言って
くんなかったの

いっつも
一人
何か抱えてる
気がする

全部私に


……話して」

ゆりは私の

全てを

受けとめてくれた


大事な親友


何もかもがはかない
この世界の中にある

たった一つの


真実

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