天使のしずく


ガラガラ

私は優の
病室を開ける

「優……

大丈夫??」

「あいり!!

心配した!!

電話でてよぉ」

「こっちの
せりふ!!

大丈夫なの?!」


「まぁ


全治一ヶ月だし」

私は脱力して

座り込む

「心配してくれて
ありがとう♪」

「し…心配とかしてないし」

私は
隣でニコニコ
している
ゆりをにらみつける

「…てか
なんで
無視すんの

メールとか電話とか」


「………ごめん

なんか

うん

まぁ」

「なに!?」

「内緒だよね♪

ゆりとあいりとの

秘密だぁかぁら!」

ゆりがにこっと笑う

「あ!!

私 ちょっとトイレ

してくるね!!」

そう言って私は
その場を立ち去る
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