だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
圭介
淳也との別れ。

新しい会社。

新しい家。

馴れた時、私は25歳になっていた。


会社にも馴れ、そろそろ恋をしたい。
そんな、気持ちになってきた。

新しい会社に勤めて、恋のチャンスがなかった訳じゃない。
しかし、一歩踏み出せない私がいた。
また同じ事があったらどうしよう…
そんな思いが、私の一歩を踏みとどませる。

それだけ、淳也との恋愛はダメージが大きいモノだと感じた。



しかし、恋のトラウマを抱えながらも、やっぱり一人は淋しい。

すれ違う恋人達を見る度、羨ましい…。そう、思う私がいる。

特に、季節の変わり目や、イベントがある月にはイヤという程、目の当たりにする現実。



やっぱり、一人は淋しい…

でも、怖い…

傷付くのが、怖い…




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