だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
― 日曜日 ―

昨日、彼は現れなかった。

たぶん今日も、彼は来ないだろう。


何を期待しているんだ…
私は…


なのに、微かな望みは掻き消すコトが出来なかった。


秘かな思いは段々と膨らみ、恋に変わっていった。


最早、隠す事さえ、はばかれた。



西陽が眩しくなってきた…

― そろそろ、帰ろう ―



ベンチから立ち上がり、帰る準備をした。




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