だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
不安な一日が過ぎようとしている。

外では、パトロールをするパトカーが数十分置きに巡回していた。


そして、圭介は相ちゃんと日に何回か電話連絡をしながら、情報交換をする。



この町に来る意味。
それはただ一つ、私だ。

復縁?復讐?それとも…



今回の事件の発端の原因は、会社のお金を横領し出したのを奥さんが気付き、それを止めさせようと淳也の上司に相談をする。
淳也は妻の行動に気付き、上司に撤回する様に詰め寄り、大ケガをする程のDVを毎日、行なっていた。それでも、妻は上司に撤回するどころか、黙ってDVに耐えていた。
そして、異変に気付いたのが、上司だった。連絡をしても、繋がらなくなった淳也の妻を心配して、自宅へ出向いた。自宅に入ると、淳也の妻は血だらけで倒れていた。上司は、直ぐ様救急車を呼び病院へと搬送した。
上司はDVを公にしない変わりに、離婚をするように淳也に持ち掛けた。それが面白くなかったのと、横領という秘密を知られてしまった事から、淳也は上司を殺害してしまった。


< 166 / 243 >

この作品をシェア

pagetop