だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
その後、救急車に搬送された圭介は、数時間後、搬送された病院で亡くなった。


私も圭介と同じ病院に、救急車で搬送され治療が施された。

「 無事で、良かった」
が、最後の言葉になるなんて…


ばか…
圭介のばか…



圭介の最後を看取るコトが出来なかった。

それが、心残りだった。

そして、これからは圭介を死なせた、という十字架を背負いながら私は、生きていく。


生きていく?


何で、私は生きているの?


何で、圭介が死ななければいけなかったの?

一層、このまま殺してくれたら、楽になれるのに…


なんで…?


なんで…、私は生きているんだろう…



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