だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
独りポッチの病室。

ポツンと取り残された私は、ただただ涙を流した。


… 生きてて …
圭介は、私にそう言った。


圭介のいない今、私はどう生きればイイの…

圭介の死を、私はどう受け止めたらイイの…


淳也も圭介も、私と出会っていなかったら…

私と、付き合っていなかったら…


こんな事に、なっていなかった…


こんな事に…



悔やんでも、悔やみきれない…


なのに、私だけがこの世に居る…


生きている…



どこまで…

どこまで、苦しんだらイイの?


どこまで、苦しんだら許してくれるの?



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