だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
圭介の会社は、スタッフが引き続き会社を続けるコトになった。

新たに社長に任命されたのは、私と出会った事で、圭介が変わったコトを教えてくれた、あの男だった。


圭介同様、スタッフや業者からの人望も厚い。

社長に、適任だと思った。

圭介を唯一、良く知る人物。

圭介の方針は、語り継がれていくだろう。


そして、相ちゃんのお店も良心的に対応してもらい、前以上に素敵にリニューアルされた。


災い転じて福となる。と、言ったところだろうか…


お店が以前より忙しくなって、相ちゃんが毎日ベロベロになって帰ってくるんだから~と、恵が愚痴を溢していた。

あの事件のお陰?で、有名になり新規のお客が毎夜の如く、やって来るらしい。



圭介のプライベートルームは、事務所の一部として使うコトになった。


私には、想い出が溢れる位いの部屋。


そして、二度と訪れるコトの無い部屋…



< 190 / 243 >

この作品をシェア

pagetop