だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
どのくらい飲んだだろうか…


空き瓶が、あちこちに転がっている。


ビール瓶、ワイン瓶、カクテル用のシェイカーとリキュール・ウォッカなどの瓶だ。


チャンポンし過ぎた体は、いうことが聞かなかった。


意識がはっきりしているのに、思うように歩けない。


「恭子ぉっ!どこ行くのぉっ?」
ルリ子が怖い顔をして、私を呼んだ。


「あっ…、ちょ、ちょっと…、ト、トイレ…に」

「そっ!じゃ、早く行っておいでっ!」
ルリ子から許しを貰えた私は、フラフラとした足取りでトイレに向かった。




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