だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
「お願いします…」
私は、ルリ子にすがるように見た。


「動かない!動いたら、終わらないわよ!」
と言いながら、私のお尻を叩いた。

続けざまに、何度も叩かれる。


イタイ!
叩かれるたびに叫ぶ私に、
「当たり前でしょ!お仕置きなんだから!」


そう、ルリ子は私のお尻を叩いていただけだった…



ルリ子に襲われるとばかり思っていた私は、安堵と叩かれる痛さで、複雑な心境だった。


「ごめんなさい、は?」
悪いことをした子供を叱るように、ルリ子は私に言う。


「ごめんなさい、は?」
ルリ子はもう一度言った。


悪いことなどしてない私は、理不尽ながらも「ご、こめん…なさい…」と、謝った。


そう言わなければ、この理不尽なお仕置きが終わらないような気がしたからだ…。


「ごめんなさいぃ~!!」



< 226 / 243 >

この作品をシェア

pagetop