だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
「お尻、大丈夫?」

「えっ!?」
自分の世界に酔っていた私は、いきなり声を掛けられて我に返る。
そして、急に恥ずかしくなった。
さっきの一連の事件を、思い出したからだ。


私は、顔を真っ赤にしながら声を掛けてきたルリ子の友達を見た。
そしてまたすぐに、私は目を伏せた。


「大変だったでしょう?」

「はぁ…」
ルリ子の友達の胸元を見ながら、返事をする。

いつから湯に漬かっていたのだろうか…。
白い肌は、もう薄ピンクに染まっていた。

色っぽい…。
同性から見ても、ゾクゾクしてしまう。

形の良い胸に、ついつい視線がいってしまう。
… 触ってみたい …
私の指が、誘惑に負ける。




< 230 / 243 >

この作品をシェア

pagetop