だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
「初めて?」

「えっ?」
目の前にある胸に、後、数センチというところで声を掛けられ、慌てて指を引っ込めた。

「初めて。ルリ子に叩かれるの?」

「えっ!あぁ~、は、はい…」
自分の指を見て、今、私は何をしようとしていたんだ…。と、恥じた。

バカ。バカ。バカ。バカ。
バカ。バカ。バカ。バカ。
私の、バカ…。


お酒に酔った私が、悪いのか?
それとも、この雰囲気が悪いのか…?

ともあれ、私は女性に興味を示したのは、紛れもない事実だった。


ヤバッ…。

ヤバイって、私…。




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