だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
「疲れた…」

近くにあった、イスに座る。


「もうっ、飲み物一つ買うだけで、なんであんなに並んでんのよぉ~」
独り言を言いながら、オレンジジュースを一気に半分飲んだ。


「あ~。生き返ったぁ~」
ため息交じりに、オヤジのように言った。




私はこの人の多さに負け、とうとう買い物を諦めたのだった。


だからといって、すぐに帰ってもなぁ~。

ということで、ちょっとした広場にあるイスに座って、一息ついたところだった。




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