だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
定時に会社を退社した。

一刻も早く、会社を離れたかった。
いつ淳也から、電話が来るかもしれない場所を、直ぐにでも離れたかったのだ。

私は、淳也を恐怖に感じていた。

ただ救いと言えば、淳也が離れた所に住んでいるという事だ。

淳也が、今から行く。と言っても、大阪からだと数時間掛かる。
そう簡単に来る事は、不可能に近い。

家族も居るんだし…。


私は何故ここまで、怯えないといけないのか…。



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