だって、女なんだもん… 仕方ないじゃん!
家に戻り、携帯の電源をONにした。

すると、不在者着信が何十件と入っていた。
全て、淳也だった。

ズラッと並ぶ淳也の名前を見て、恐怖でおののいた。


留守電にも、メッセージがあった。

聞くにも躊躇われたが、聞かない訳にもいかない。


勇気を振り絞り、留守電を聞く。

無機質な機械音から、新しいメッセージは30件と告げられる。

そして、一件目から淳也の声を次々に聞いて言った。



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