七日間彼氏。



翌日。
午前11時。


─ピンポーン



由貴の家にインターホンの音が響く

「誰だよ…」


由貴は重い体を起こしてドアをあけようと玄関に向かう

その途中で思ったこと


もしかすると

(─先輩!?)


そう思うと少し早歩きになる


「はいっ─…」


ガチャっと音をたてて勢いよくドアをあけるとそこには…





橘早紀。



「やっほー」


俺に告白してきた近所に住む女友達


「遊びにきちゃった」


そう言って早紀は由貴の部屋にズカズカ入り込んできた

そんな彼女を入れまいとしてとっさに腕を掴む


「わりいけど帰ってくんない?」


すると早紀は突然真面目な顔になった


「あたしが告白したから?」

「ちげーよ…俺、風邪ひいてんの。熱あるし」


聞いた瞬間早紀は由貴の額に手をやった

「あつっ寝てなよ!!」


そう言って由貴をひっぱり無理矢理ベッドの上に寝かせる



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