七日間彼氏。
「朝食べた?」
「食ってない」
「じゃあ私が作るから」
そう言うなり早紀は大きな足音をたてリビングに向かった
(なんでこんなことに…)
そんなことを思っていたら急に眠気がおそってき、いつのまにか夢の中へおちていった
───────
愛里は由貴の家の近くで買い物をしていた
そしてある決意を胸に秘めている
それは
─由貴くんが好き
この気持ちを伝えること
(どんな顔するんだろ…喜んでくれるかな…)
愛里はルンルン気分でレジをすませた
(水と、材料と、薬と、バナナ…よし完璧!)
心の準備ができたところで愛里はインターホンを鳴らした
バタバタとなる足音
変に緊張する愛里
─ガチャ
(え…?)
思わず袋を落とした
愛里と向かいあっているのは由貴に告白していた女
早紀だった
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