七日間彼氏。
長い長い授業が終わり、愛里は正門前に立って由貴がくるのをまっていた
「先輩!」
焦って走ってくる由貴
「そんなに慌てなくても…」
「先輩が忘れて先に帰ってたら困りますもん」
そう言った由貴と目があうなりそらすといきなり手をひかれた
その手は
私の手を包み込みそうなほど大きかった
「じ、自転車は?」
「今日は置いていきます。でないと手…つなげませんから」
(可愛いなー…)
赤くなった愛里を見て由貴は満足げに笑う
あ、そういえば…と由貴は言葉を続けた
「甘いもの好きですか?」
「う、うん好きだけど」
「じゃぁ行きましょうか」
(どこに…?)
愛里は頭にハテナマークをうかべながらも由貴につれられていた
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