七日間彼氏。



やっと止まったかと思い落ち着いてあたりを見渡すとクレープやアイスを売ってる屋台があった


「ここのおいしいんすよ」


甘い香りにさそわれるように愛里は屋台をじっと見つめる


「クレープでいいですか?」

「へっ?あ、うん!」


返事をすると由貴は屋台のほうへ走っていった


(わーなんかカップルみたい…ってカップルだった)


一人でキョロキョロ目を泳がせていると何やってんだろ…なんて気持ちになる愛里だった


「はい!」

ぼーっとしていると突然甘い香りが強まった


「ありがとー!」


お金お金…とカバンから財布を取り出そうとすると


「─!!?」


由貴は無理矢理愛里の口にクレープをつっこんだ

「お金はいいですから」

「へほ!」

「受け取りませんからね」


耐えきれなくなった愛里はこくんと頷いた



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