七日間彼氏。



「おいしかったー!」

「甘いのそんなに好きだったんですね」

「まあ、ね」


愛里は横目で由貴を見てみるとその表情はとてもやわらかく、とても穏やかだった



そんな二人を誰かがかげでみていることは誰も知らない─…




───────


「おくってくれてありがと」

「いえいえ…」


ふと目があった瞬間見つめ合う2人


離したいけど




離せない




そんな感覚におそわれる雰囲気


由貴と愛里の顔の距離がだんだんと近づく


「あ…じゃ、今日は楽しかったです!また明日!!」


はっとし目を泳がせた由貴は走って帰ってしまった


(今私……)



顔をぶんぶんとふった愛里は小走りで家の中へ入った



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