PureLOVE〜キセキの確率〜
◎君の故郷で
<車内>
君はもう、ねむりに落ちただろうか?
僕はついに、君に会う決心をした。
それは僕にとっては…
すごくすごく大きな変化だ。
僕は出来るだけ、人と深く関わる事を避けるように心がけて生きていた。
でも、僕は思った。
変わりたい…
列車の連結部分の窓から、僕は夜の闇を見ている。
まるで、僕の心の中みたいに、その闇はどこまでも暗く深い。
寝台車の安っぽい二段ベッドの上に、僕はそっとのぼった。
パソコンをひらいて、君とやりとりした何気ないメールを読み返す。
まだ会ったことも、話したこともない君のメールは僕の宝物だ。
僕は…たぶん、いや、ものすごく臆病だった。
もっとはやく、何か一歩でも君に近づく努力をするべきだった。
例えば、電話で話したいとか、会いたいとか、「僕が」言うべきだったんだ。
こんな風に不安をまぎらわすお守り代わりにパソコンを抱きしめて、君を訪ねる事になるなんて…
君の声さえ知らないのにね…
なんかばかみたいだ。
君は一体どんなふうに笑い、話し、動くんだろう…
僕はついに、君に会う決心をした。
それは僕にとっては…
すごくすごく大きな変化だ。
僕は出来るだけ、人と深く関わる事を避けるように心がけて生きていた。
でも、僕は思った。
変わりたい…
列車の連結部分の窓から、僕は夜の闇を見ている。
まるで、僕の心の中みたいに、その闇はどこまでも暗く深い。
寝台車の安っぽい二段ベッドの上に、僕はそっとのぼった。
パソコンをひらいて、君とやりとりした何気ないメールを読み返す。
まだ会ったことも、話したこともない君のメールは僕の宝物だ。
僕は…たぶん、いや、ものすごく臆病だった。
もっとはやく、何か一歩でも君に近づく努力をするべきだった。
例えば、電話で話したいとか、会いたいとか、「僕が」言うべきだったんだ。
こんな風に不安をまぎらわすお守り代わりにパソコンを抱きしめて、君を訪ねる事になるなんて…
君の声さえ知らないのにね…
なんかばかみたいだ。
君は一体どんなふうに笑い、話し、動くんだろう…