改訂・女子高生とおじ様の恋
しかし今はバツイチの失業者。しかも子持ち。こんな私は社会的にどこからどうみても立派な訳がなかった。言ってみれば冴えない中年親父なのだ。

そんな私だが性に関しては猛烈な好奇心と特殊な性癖が時に私の仕事のさまたげにもなっていた。

一度火がつくと止まらなかった。

出会い系サイトなどいくつもいくつも渡り歩き、とにかく反応があれば手当たり次第に口説いていた。実際に何人かの女性と会い、欲望を満たそうともした。しかしどこか自慰の延長のような、そんな薄っぺらさを覚えたのも本当だ。行くホテルも同じならすることも同じ。いろんな年齢のいろんな立場の女を抱いた。
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