白百合の花
著者の前がき
戦争が終わってから、60余年もの年月が過ぎました。

【戦争は悪いこと】

『戦争を知らない世代』の私達はそう教えられて来ました。
しかし、戦争があった事実を知ってはいても戦争中の出来事や真実を知らない私達は、実際に戦争を経験した方達の苦しみや悲しみを自分のものとして受け止める事は出来ません。

「だって当事者じゃないから」

戦争の歴史が美化され、思わず目を背けたくなるほどの真実は、教えられないまま伏せられてしまうのが現実です。


ただ…知って欲しい。

そして、感じて欲しい。

物語の中の真実を。

そんな想いを込めて

『白百合の花』を贈ります。
< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop