続・君モノガタリ
「で、なに?」
「本当に私でいいの??」
「は?お前何言ってんの!?」
中学2年生、
蒜が転校していってからずっと考えていた。
「私は蒜が好きだよ?でも、住む世界が違う。私は凡人、あんたは大型会社の社長の息子。それなのに私でいいの?」
不安だった。
この3年間
――ぎゅっ
「え?なに??」
蒜が突然、私を抱きしめた。
「いいとかじゃねーよ。俺は、お前しかいらねーんだよ。だから、ここに帰ってきたんじゃねーか。そーゆー、いいとかいくねーとかゆう考えやめろよ」
蒜が私を抱きしめる強さが増してゆく
「ご、ごめん・・・・」
「好きなんだよ。世界中で誰よりもお前しかいらねーって思ってる」