続・君モノガタリ



殴られる……


私は、目をつぶった。









「なにしてんだよ、お前ら」


声がした。

愛しいあいつの声



目を開けると目の前に蒜の後ろ姿があった。


背が高くて女達が見えない



「なっ…なんにも……してない…し」

あきらかに動揺している声だ。



「お前ら、こいつに何かしたら……許さねぇから」




バタバタッと足音がして、女達の声が聞こえなくなった。



行っちゃった…?




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