魔王さま100分の1
「それでいいのか」
「結構です」

「じゃっ」

言って、魔王さまは再び桶に水を入れた。

「待ってくだ」

ざばー。

またかけられた。

「ま、お、う、さ、まああああああ」

「ははは、それでいいと言っただろう。悔しかったら、やりかえしてみろ」

魔王さまは、水着装備の私は無敵だと胸をはる。

胸の大きさについては、本作では描写しない。

「やりかえしていいのですね?」
「うむ、許す」

シルキスは、すたすたと水溜めに近づく。
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