魔王さま100分の1
「いや、単に面白そうだったからだが」
訂正、子供だ。
いずれにしても、
「掃除はします。床とか壁とかぬるぬるしているところがあるでしょう。そこをブラシで擦ってください」
「むう」
魔王さまは、これで遊びは終わりかという顔をする。
シルキスは、風呂場の隅からブラシを持ってきて言う。
「やってみてください。これはこれで楽しいですから」
「そうか?」
疑いの目。
それでもブラシを受け取った。
シルキスに指されたところを擦り始める。
ギシュ、ギシュ、ギシュ、ギシュ。
ブラシの毛が鳴るいい音。
訂正、子供だ。
いずれにしても、
「掃除はします。床とか壁とかぬるぬるしているところがあるでしょう。そこをブラシで擦ってください」
「むう」
魔王さまは、これで遊びは終わりかという顔をする。
シルキスは、風呂場の隅からブラシを持ってきて言う。
「やってみてください。これはこれで楽しいですから」
「そうか?」
疑いの目。
それでもブラシを受け取った。
シルキスに指されたところを擦り始める。
ギシュ、ギシュ、ギシュ、ギシュ。
ブラシの毛が鳴るいい音。