魔王さま100分の1
と、まあ、こんな感じで魔王さまを楽しませたり騙したりしつつ、
大掃除は、お風呂場と寝室まで進んで一旦終了。
続きは明日ということになった。
「終ったあー」
と、庭に出て行くのは魔王さま。
よほど気に入ったのか、水着のまま。
「今日の分が終っただけです。明日もまた掃除です」
言って、後に続くのがシルキス。
こっちは、風呂掃除が終って着替えて普通の服。
外はまだまだ夏の長い昼の途中で、魔王さまは露出した手足を陽に当ててのびをする。
健康美、と言えないこともない。
「しかし、これはいいな。明日からもずっとこの格好でいようか」
「それはちょっと」