魔王さま100分の1
「馬鹿にするな!」
「でも、ずっと入ってないでしょう」
「私は魔王だぞ。体質として汚れないんだ」
「本当ですか?」
「とにかく下ろせ」
「とにかく上に。扉を開ければ多少は空気がよくなります」
「いらん世話を焼くな」
「世話係が僕の仕事です」
「ええい、私の言うことを聞け」
「魔王さまこそ、僕の言うことを聞いてください。こんなに小さいのだから」
「なんだと、こらーっ」
「上がりますよ」
シルキスは、駆け出した。
「でも、ずっと入ってないでしょう」
「私は魔王だぞ。体質として汚れないんだ」
「本当ですか?」
「とにかく下ろせ」
「とにかく上に。扉を開ければ多少は空気がよくなります」
「いらん世話を焼くな」
「世話係が僕の仕事です」
「ええい、私の言うことを聞け」
「魔王さまこそ、僕の言うことを聞いてください。こんなに小さいのだから」
「なんだと、こらーっ」
「上がりますよ」
シルキスは、駆け出した。