魔王さま100分の1
7日の魔王さま通いを終えて、シルキスは町舎の会議室に入った。
いつもと違う空気。
会議室にいたのはいつもの町長さん。
そして、見知らぬ軍人達。
町長さんは、中央からきた魔王領の監察官だと説明した。
シルキスが見たところ勇者はいない。
一般の軍人だ。
シルキスは挨拶をし、うながされて席につく。
夜祭の日のことをどう報告するか。
それだけで頭をいっぱいにしてきたシルキス。
表情を変えずに話を聞く。