魔王さま100分の1
ギアアアアーーー。
響く、超重量の鉄門が軋む音。
門の両脇には門兵がいて、
そこから少し離れたところには、それなりの人数が入る詰め所もある。
門兵達はシルキスを見ている。
が、誰も声はかけない。
シルキスもかまわず、
自分と荷物が通れるだけ隙間を作ると、
中に入り、
また明るい声で言った。
「じゃ、閉めときますので。僕が無事出てくるまでよろしく」
ギアアアアーーー。
きっちりと開く時と同じだけ響く音。
門を完全に閉じ、静けさが戻るまで、
門兵達は沈黙を守っていた。
響く、超重量の鉄門が軋む音。
門の両脇には門兵がいて、
そこから少し離れたところには、それなりの人数が入る詰め所もある。
門兵達はシルキスを見ている。
が、誰も声はかけない。
シルキスもかまわず、
自分と荷物が通れるだけ隙間を作ると、
中に入り、
また明るい声で言った。
「じゃ、閉めときますので。僕が無事出てくるまでよろしく」
ギアアアアーーー。
きっちりと開く時と同じだけ響く音。
門を完全に閉じ、静けさが戻るまで、
門兵達は沈黙を守っていた。