魔王さま100分の1
「じゃあ、俺は形見のノコギリ」

「私は、今みがいたノミ」

「セットでハンマー」

「爪きり」

「洗濯ロープ」

「お守り」

「石」

「ほっぺにキスでいい?」

それぞれの品を託す開拓民。

ホルスターみたいなのを用意していて、
勝手にシルキスの腰に巻いて道具を差してる。

「わしら、これくらいしかできんのじゃ」

まあ、それは本当だ。
怒る気はない。
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