銀色メモリー
電話の相手は、私の家から近い公園に明日の夜7時に待っていると言って電話を切ってしまい。
そんな相手の態度に、少し警戒心が頭をもたげ不安になるのだった。
次の日、指定された公園へは自転車で行く事にした。
自転車にまたがったままでいれば、何かあってもすぐに逃げられる。
そう思いついた。
私は待ち合わせ時間より10分ほど早く指定された公園で待っていたら、時間になる少し前に後ろから声がしたような気がして振り向いてみた。
立っていたのは私とそう年齢の変わらなさそうな男の子。
後ろに電燈があって逆光なのと、距離がすこし離れているとので相手の顔がよく見えない。
中肉中背で、身長は175センチはあると思う。
「私のパスケースを拾ってくれたって電話してくれたのあなたですか?」
そう聞くと、相手は頷いて、私の方に近づいてきた。
「僕の顔に見覚えがありません?」
すぐ目の前に立ったおかげで、相手の顔が良く見える。
見覚えがないか聞かれなくても、これだけ近くで見れればすぐわかった。
名前を名乗るはずなんてない。
チョコレート色した肌に、キラキラと光る瞳。
「下沢 涼・・・」
下沢 涼。
私のパスケースの中に入っていた写真に写っている人物。
そんな相手の態度に、少し警戒心が頭をもたげ不安になるのだった。
次の日、指定された公園へは自転車で行く事にした。
自転車にまたがったままでいれば、何かあってもすぐに逃げられる。
そう思いついた。
私は待ち合わせ時間より10分ほど早く指定された公園で待っていたら、時間になる少し前に後ろから声がしたような気がして振り向いてみた。
立っていたのは私とそう年齢の変わらなさそうな男の子。
後ろに電燈があって逆光なのと、距離がすこし離れているとので相手の顔がよく見えない。
中肉中背で、身長は175センチはあると思う。
「私のパスケースを拾ってくれたって電話してくれたのあなたですか?」
そう聞くと、相手は頷いて、私の方に近づいてきた。
「僕の顔に見覚えがありません?」
すぐ目の前に立ったおかげで、相手の顔が良く見える。
見覚えがないか聞かれなくても、これだけ近くで見れればすぐわかった。
名前を名乗るはずなんてない。
チョコレート色した肌に、キラキラと光る瞳。
「下沢 涼・・・」
下沢 涼。
私のパスケースの中に入っていた写真に写っている人物。