だって好きなんだもん!(Melty Kiss バレンタインver.)
1.あの頃はわたしも子供だったわ
「ねぇ、清水。年賀状に干支って書いたことある?」
わたしの質問に、清水は苦笑する。
「年賀状なんて、もう、長い間書いていませんねぇ」
「ツマンナイ、情緒がないわっ!」
ツンと拗ねるわたしに、清水は頭を下げる。
パパよりさらに年上なのに、本当に出来たオトナだなってつくづく感心してしまう。
だって、わたしまだ、小学生なんだよ?
それなのに、清水は『アルプスの少女ハイジ』に出てくるセバスチャンのように、とてつもなく丁寧で親切なのだ。
「すみません、都さん。
でも、確かに小学生の頃は年賀状書いてましたねぇ」
「干支も、書いた?」
「ええ」
どうしても、どうしてもそれが聞きたかったの!
わたしは思わず笑顔になる。
わたしの質問に、清水は苦笑する。
「年賀状なんて、もう、長い間書いていませんねぇ」
「ツマンナイ、情緒がないわっ!」
ツンと拗ねるわたしに、清水は頭を下げる。
パパよりさらに年上なのに、本当に出来たオトナだなってつくづく感心してしまう。
だって、わたしまだ、小学生なんだよ?
それなのに、清水は『アルプスの少女ハイジ』に出てくるセバスチャンのように、とてつもなく丁寧で親切なのだ。
「すみません、都さん。
でも、確かに小学生の頃は年賀状書いてましたねぇ」
「干支も、書いた?」
「ええ」
どうしても、どうしてもそれが聞きたかったの!
わたしは思わず笑顔になる。
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