だって好きなんだもん!(Melty Kiss バレンタインver.)
帰ろうと思い、清水に電話を掛ける。
「すみません。
ちょっと、探し物を見つけたのですが」
冷静な声が受話器の向こうから響く。
ここで何かを見つけたというなら、それは。
アズマかでなければ子供たちだろう。
「駄目だ。
それこそ罠かもしれない。
とりあえず帰れ」
清水ですら、うちの組の人間ではない。
ヤクザなら何をされてもいいのかと問われれば戸惑うが、少なくともけじめはつけておきたかった。
清水は一瞬、ためらいを見せたが諦めて居場所を告げると電話を切った。
数分後、車で清水を拾う。
改造したケータイで撮った写真を見せてくれる。
夜にも関わらずはっきりと取れているのは、幼い二人の子供たちで。
確かに、都さんが言っていた外見と一致しているように思えた。
「狭い路地へと入っていったんです」
「そうか」
この子供たち事態が罠なのか。
それとも、ただの被害者なのか。
答えが見えずに目を閉じる。
「紫馬の頭、明日の昼には帰ってくるそうです」
小川の状態を見た清水が、いち早く紫馬さんに連絡をとってくれたようだった。
「すみません。
ちょっと、探し物を見つけたのですが」
冷静な声が受話器の向こうから響く。
ここで何かを見つけたというなら、それは。
アズマかでなければ子供たちだろう。
「駄目だ。
それこそ罠かもしれない。
とりあえず帰れ」
清水ですら、うちの組の人間ではない。
ヤクザなら何をされてもいいのかと問われれば戸惑うが、少なくともけじめはつけておきたかった。
清水は一瞬、ためらいを見せたが諦めて居場所を告げると電話を切った。
数分後、車で清水を拾う。
改造したケータイで撮った写真を見せてくれる。
夜にも関わらずはっきりと取れているのは、幼い二人の子供たちで。
確かに、都さんが言っていた外見と一致しているように思えた。
「狭い路地へと入っていったんです」
「そうか」
この子供たち事態が罠なのか。
それとも、ただの被害者なのか。
答えが見えずに目を閉じる。
「紫馬の頭、明日の昼には帰ってくるそうです」
小川の状態を見た清水が、いち早く紫馬さんに連絡をとってくれたようだった。