だって好きなんだもん!(Melty Kiss バレンタインver.)
「パパが持っておいて?
わたしはしばらく必要ないから」
「そう?じゃあ、パパは遅い冬休みでまだしばらくこのお邸に居るから、明日にでも好きなだけお金を下ろしておいて。
その後でカードを預かっておこう」
「うん」
わたしは頷いて、その、小学生には大金過ぎる(っていうか、普通のサラリーマンの年収を遥かに上回っている)金額が入っている通帳とカードを丁寧に受け取った。
そして、こちらは文具店でも見たことがあるその犬のキャラクターが付いている筆箱やシャーペンのセットを貰う。
本当に、可愛い。
見ているだけで目尻が下がる。……そんなわたしを見ているパパもやっぱり笑顔だ。
ふふふ。
幸せっ
……って、どうせ単純ですよ~だっ。
そのとき、コンコンと、丁寧に部屋のドアがノックされた。
「ど~ぞ」
砕けた調子でパパが言う。
ドアを開けた瞬間に、甘い香りが鼻をくすぐる。
大好きな、スイスミスのマシュマロ入りココアまでもが、あの犬のキャラクターのマスコットが描かれたマグカップに入ってやってきた。
わたしはしばらく必要ないから」
「そう?じゃあ、パパは遅い冬休みでまだしばらくこのお邸に居るから、明日にでも好きなだけお金を下ろしておいて。
その後でカードを預かっておこう」
「うん」
わたしは頷いて、その、小学生には大金過ぎる(っていうか、普通のサラリーマンの年収を遥かに上回っている)金額が入っている通帳とカードを丁寧に受け取った。
そして、こちらは文具店でも見たことがあるその犬のキャラクターが付いている筆箱やシャーペンのセットを貰う。
本当に、可愛い。
見ているだけで目尻が下がる。……そんなわたしを見ているパパもやっぱり笑顔だ。
ふふふ。
幸せっ
……って、どうせ単純ですよ~だっ。
そのとき、コンコンと、丁寧に部屋のドアがノックされた。
「ど~ぞ」
砕けた調子でパパが言う。
ドアを開けた瞬間に、甘い香りが鼻をくすぐる。
大好きな、スイスミスのマシュマロ入りココアまでもが、あの犬のキャラクターのマスコットが描かれたマグカップに入ってやってきた。