だって好きなんだもん!(Melty Kiss バレンタインver.)
4.ちょっとコイバナ聞かせて?
「物件って、紫馬さんっ」
清水が口を開く。
が、パパは手を伸ばしてそれを制した。
「清水が思うほど、うちの子は子供じゃないって。
ねぇ?
ブラジャーも必要になったことだし☆」
こほんと、困った顔で咳払いをする清水。
「ねぇ、それ、清水にまで公表することじゃないわよ、パパっ」
わたしは慌てた。
「大丈夫だって。一生ノーブラ宣言よりも、全然恥ずかしくないと思うけど?」
のんびりした口調でパパが返す。
駄目だわ、やっぱり。
この人、親、不適合。決定!
「も、もうその話は結構よ。
良い物件は見つからなかったわ。
ねぇ、清水。小学校のとき好きな人って居た?」
きっと、パパよりはずっと役に立つだろうと思って、わたしは清水に聞いてみる。
小学生時代ですか、と。
清水は記憶を辿るような細い目をした。
それから、懐かしさを感じさせる淡い笑みを浮かべる。
「ええ、居ましたねぇ」
「それってクラスメイト?」
「確かに」
「最初、どんな感じで好きになったの?」
わたしの瞳は、だいぶ輝いているんだと思う。
実際、人ごみの中でお気に入りの芸能人を偶然発見しちゃった、って時と同じくらいにテンションがあがっているんだもの!
清水が口を開く。
が、パパは手を伸ばしてそれを制した。
「清水が思うほど、うちの子は子供じゃないって。
ねぇ?
ブラジャーも必要になったことだし☆」
こほんと、困った顔で咳払いをする清水。
「ねぇ、それ、清水にまで公表することじゃないわよ、パパっ」
わたしは慌てた。
「大丈夫だって。一生ノーブラ宣言よりも、全然恥ずかしくないと思うけど?」
のんびりした口調でパパが返す。
駄目だわ、やっぱり。
この人、親、不適合。決定!
「も、もうその話は結構よ。
良い物件は見つからなかったわ。
ねぇ、清水。小学校のとき好きな人って居た?」
きっと、パパよりはずっと役に立つだろうと思って、わたしは清水に聞いてみる。
小学生時代ですか、と。
清水は記憶を辿るような細い目をした。
それから、懐かしさを感じさせる淡い笑みを浮かべる。
「ええ、居ましたねぇ」
「それってクラスメイト?」
「確かに」
「最初、どんな感じで好きになったの?」
わたしの瞳は、だいぶ輝いているんだと思う。
実際、人ごみの中でお気に入りの芸能人を偶然発見しちゃった、って時と同じくらいにテンションがあがっているんだもの!