だって好きなんだもん!(Melty Kiss バレンタインver.)
「だいたいね、わたしがお兄ちゃんを嫌いなんじゃなくって、お兄ちゃんがわたしのことを嫌いなの。
分かる?
わたしにどうこうできる問題じゃないんだからっ」
「へぇ?」
パパが相好を崩す。
こういうときの笑顔は、ろくなことを言わない前触れだ。
わたしは言われる前に既に眉間に皺を寄せていた。
「大雅くんって、嫌いな子をあんなに心配して抱きしめてキスまで出来るような人だったんだ。
それは初耳☆
さすがに俺が女好きと言っても、嫌いな人にまで手は出せないよ。
さすが、次期総長、人間が出来ていらっしゃる」
くぅううう~~~っ。
腹立つー!!!
小学生(こども)相手に容赦してやろうという親切心は、ないのかしら。
この男!
「そ、それはそれよ。
好き嫌いにも、きっといろんな種類があるのよ。
だ、だいたいそんな細かいこと、わたしに分かるわけないじゃない」
本人に聞けば?といいたかったけど、ぐっと言葉を飲み込んだ。
パパのことだから、あの会議の雰囲気なんて1ミリも読まずに、今すぐそれを聞きに行くに違いないんだもの。
しかも、面白がって。
もお、最悪だわ。
分かる?
わたしにどうこうできる問題じゃないんだからっ」
「へぇ?」
パパが相好を崩す。
こういうときの笑顔は、ろくなことを言わない前触れだ。
わたしは言われる前に既に眉間に皺を寄せていた。
「大雅くんって、嫌いな子をあんなに心配して抱きしめてキスまで出来るような人だったんだ。
それは初耳☆
さすがに俺が女好きと言っても、嫌いな人にまで手は出せないよ。
さすが、次期総長、人間が出来ていらっしゃる」
くぅううう~~~っ。
腹立つー!!!
小学生(こども)相手に容赦してやろうという親切心は、ないのかしら。
この男!
「そ、それはそれよ。
好き嫌いにも、きっといろんな種類があるのよ。
だ、だいたいそんな細かいこと、わたしに分かるわけないじゃない」
本人に聞けば?といいたかったけど、ぐっと言葉を飲み込んだ。
パパのことだから、あの会議の雰囲気なんて1ミリも読まずに、今すぐそれを聞きに行くに違いないんだもの。
しかも、面白がって。
もお、最悪だわ。