背伸び
信じらんない。昨日の夜。元気で話してたのに。あたしはその場に崩れ落ちた。
慌ただしく走る看護士に医者。。
目の前の状況が夢であって欲しいとあたしは思い。ただただ泣く事しかできなかった。
―――数十分後

「ご家族の方ですか??」

「・・・・・・・・はい。」

「最善を尽くしました。お二人とも今夜がヤマです。覚悟してください。」

医者は一礼した。
私は・・・涙すらでなく現実がわからなくなってきた。病室にはいると沢山の管に包まれ眠る。母と父。傷だらけ。トラックの脇見運転で正面衝突。即死でもおかしくない状態と刑事さんが教えてくれた。

「・・・・・ナンデ・・・なんでよ!!!お母さん!!!!お父さん!!!ひとりにしないでよ!!やだよ。目あけてよ。ひとりなんていやだよ――――*」
あたしは叫んでいた。







――ピクン




「動いた。お母さん!!お母さん!!」




「******さ ゆ り******ごめんね。卒業式行きなさい。「「やだやだ。ここにいる。」」私たちなら大丈夫ょ。卒業証書貰ってきなさい。」

こんな状況にも関わらず。お母さんが微笑んでいるようにみえた。


「・・・・・お母さん。わかった。すぐくるからね。」


お母さんは聞こえたのか。また目を閉じて涙していた。
お父さんをみたら。動かないのに。涙していた。


「・・・・・・・・・ったぁ。
わかった。いってくるね。頑張ってね」


そのまま副担の福田センセと学校へと戻った。車中は終始無言。病院では手を握っていてくれた福田センセもいまは無言。
卒業式は始まっていた。学校側の配慮で順番を変えてもらった。

卒業式も途中でまた病院へ。証書を片手に走った。













しかし――――
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