Forever~社長と初めての恋~
20階についてエレベーターが開くと広めの空間。


そして目の前には扉があった。




「入って。…愛莉?」




きょろきょろと見回している私を不思議そうに見る拓斗。





「何でドア一つしかないの?」


「ああ。この階は全部俺の部屋だから」


「へ~。そうなんだ」









……ん?…ぜっ全部!?





「全部なの!?」


「やっぱり反応が遅いな~」





クスクスと笑いながら頭を撫でてくる。





「親父からの会社設立祝いで貰ったんだ」






……凄すぎる。




中に入ると広いリビングにソファーやガラステーブルなどがあった。




キッチンも大きくて綺麗。




そう、すごく綺麗……使われていないかのように。

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