Forever~社長と初めての恋~
「えっ!?」



もう直ぐ夏休みになる。



拓斗のマンションは意外とウチからも近い。


拓斗の会社に行くのと同じくらいの距離しかない。




「ダメ?」


「ダメというか愛莉が大変になるだろ?」




…拓斗は最初は驚いていたが冷静に答えた。






「私がやりたいの!拓斗が体壊すのヤダもん!!」


言った後に後悔した。


拓斗を困らせた…。






「ごめんなさい。わがまま言って…」





すると拓斗は私を自分の膝の上に乗せて言った。




「ありがとう愛莉。暇な時だけ、ムリしない程度に頼んでいいかな?」





拓斗は少し笑ってキスをした。





「いいの?迷惑じゃない?」



「ははっ!全然。…言ってくれたとき嬉しかったよ?」





拓斗は私を抱きしめて言った。




「ただ、ムリだけはしないでほしかったから、最初に断ったんだ」
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