Forever~社長と初めての恋~
会議室に入ると見慣れない顔があった。



「愛莉は初めてか。こちらは開発担当の山沢さん」


「初めまして愛莉ちゃん!山沢です」


「初めまして。須崎愛莉です」



山沢さんは明るい女の人だった。

直ぐに打ち解けることができて、あまり緊張するような事もなかった。




始めてから2時間程話し合ったがなかなかいい案が出ない。



新製品はこの前の香水の新種類。



香りは決まっているが、やはり瓶のデザインが決まらない。




「う~ん。紙とペンがあれば書けるかも…」




小さく呟いた瞬間に目の前にスケッチブックとペンが出てきた。




「はい、愛莉。これで書ける?」


「ありがとう!奈那ちゃん」




私は思いつくままに何枚かデザインを書いた。




「とりあえずこれだけかな?」



『とりあえず…って…』



皆なぜか唖然としている。

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