Forever~社長と初めての恋~
「皆さん…?どうかしました?」


「愛莉!もうここに勤めて欲しいよ!!」



奈那ちゃんが抱きつきながらそう言ってきた。



「この短時間にこれだけ書けるんだもんな!」



そう言う一ちゃんの手には紙の束が握られている。




約30分…。


その間に私が書いたデザインは10枚。



数えたときは自分でも驚く数字だった。





「これの中から探してみるか…いい?」



「もちろん!ダメならまた考えるよ」




そう言ってスケッチブックを見せる。


拓斗はそんな私を見てクスっと笑うと頭に手を乗せた。



「まぁ、これだけ一気に書いたんだから愛莉はしばらく休憩してろな?」



「…はぁい」




拓斗にミルクティーを渡され、おとなしく休憩する事にした。

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