Forever~社長と初めての恋~
「失礼します…。拓斗いる?」

「いるよ。やっと来た」



入ると、ソファーに座り書類に目を通している拓斗がいた。



でも、さっきの声は不機嫌だったような…?



「拓斗…?機嫌悪くない…?」


「別に悪くない」





いやいや
絶対悪いでしょ…?



「私、何かしちゃいましたか?」


「…警備員と楽しそうに話してたろ」




おじさんの事?
見てたんだ…



「あれは、パス忘れて困ってたらおじさんが助けてくれたの!」


「いつも会社に入る前に話してるよな」


「うん。仲良くなったから」


「……。」



気づくと拓斗は目の前にきていた。


その顔はまだ不機嫌。



もしかして…

「また、ヤキモチなの?」



そう聞くと拓斗の顔がほんのり赤く染まった。
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