Forever~社長と初めての恋~
「だって…」


恥ずかしくて俯いていると拓斗に手を引かれた。



「ほら、早く入ろう」



いつの間にかご飯の材料も拓斗の手に渡っていて、

私は拓斗に引っ張られるようにして中に入った。




「今晩、何?」




買い物袋を覗きながら聞く拓斗。




「えーとね…拓斗の好きなものだよ!」


そんな事を言ってみたら…




拓斗は少し考える素振りをみせ

「好きなものって…愛莉?」


ニッコリ微笑みながら近づいてきた。




「な…!?ちがうよ!」



「俺の好きなものって愛莉でしょ?だから…」




私の顔は真っ赤。

拓斗から離れようとした時、



「…ん!…っ!」




力強く腰を引き寄せられたと思ったら唇が重なった。


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