Forever~社長と初めての恋~
迷路へ足を踏み入れて数分後


最初に目にしたスタート地点に戻ってきた。

そこには拗ねている愛莉の姿。



「方向音痴」


「たまたまだもん!いつもは平気なんだよ?」


そう言って悔しそうに俺を見上げる。



「取りあえず、俺の勝ち。だな?」

「…はい。…負けました」


頬を膨らませた愛莉の頭を撫で、
俺も大人げないなと思いながら軽く笑った。


「じゃあ、お願い聞いてもらおうか?」
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