Forever~社長と初めての恋~
少し不安そうに「なにするの?」と視線で問うてくる愛莉。


そんな愛莉と目線を合わせるように
少しかがむ。



「荷物持ちしてもらう」


「…それだけ?」


俺のお願いが想定外だったのか、心底驚いたような表情。


「でも、荷物は車に置いてきたよね?」


「いや一つあるよ。はい、こっちおいで」



俺は愛莉を自分の前に後ろ向きで立たせた。

そして、ポケットから用意していたあるものをとりだした。
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