Forever~社長と初めての恋~
「……っく…ひっく……」



裕さんの優しさに安心して涙が溢れた。




しばらくの間、裕さんはそのままでいてくれた。




「愛莉っ…!!」





声がしたほうを見ると…




「拓斗…?」



どうすればいいか分からず、裕さんにお礼を言うと家に入ろうとした。








「待てよ、愛莉!!」








扉を閉めるよりも早く拓斗につかまれた。




「お願いだ…話させて」




「…わ…かった。」




怖いくらい真剣な目に…逆らう事ができなかった。




拓斗を家の中に入れて、私の部屋に行く。





ベッドの隅に腰掛けると、拓斗が隣に座った。


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